FXの為替予想にはテーマを探せ

先週(1月4日−1月8日)の為替市場動向。2010年スタートの週、米雇用統計とともに日本の政局にも注目が集まった。健康上の理由で財務相が藤井氏から菅氏に交替、円高論者から円安論者への転換イメージから円売りが強まった。ダウ平均、日経平均ともに昨年来高値を更新するなど堅調に推移した。原油など商品市況も堅調だった。豪ドルなど資源国通貨に買い圧力がみられた。ドル相場は週末の米雇用統計を控えてドル高方向へと調整気味の取引だった。FOMC議事録では慎重なトーンが支配的だったが、米当局者の一部には雇用の回復を待たずに出口戦略を主張する意見もあった。ただ、週末に発表された米雇用統計は弱い内容となり、米早期利上げ期待は一服している。

為替相場のファッションを探せ

年初から円安・株高で最高のお年玉?

 

FX投資家の皆さん皆様、あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

日本は西高東低の気圧配置で冬らしい天候です。こちら東京にいると毎日冬晴れですが、日本海側にお住まいの皆様は大雪と寒さで大変ですね。中国や韓国でも大雪と気温がマイナス20度とか30度とかで外で活動なんて出来そうにありません。そんな状況でも為替相場は動いています。例えば、寒い冬⇒暖房⇒燃料需要増=原油価格上昇という連想です。実際、原油価格は1バーレル当たり83ドルまで上昇しています。リーマンショック前ならばドル安・円安vsユーロ高・資源国通貨高という構図でしたが、今はどうでしょうか?

 

さて新年早々というか昨年末よりドル円相場はじりじりと円安傾向を示してきました。市場の円やユーロのロングポジションが手仕舞われ、ドルの買戻しが進んだことになります。これは年末のドル需要(金融機関を含む米系企業やヘッジファンドの決算対策用)と共に、ドル安観測を背景とした市場のドルショートポジションが大きく積みあがっていたことで、ドルが買われ易い状態にあったと言えます。現在は、豪ドル・加ドル・NZドルのロングポジションが大きく、ユーロ・ポンド・円はショートポジションに傾き、そして米ドルはニュートラルゾーンといったところです。

 

一方、海外での株高は新興国への成長期待や米国を含めた先進国の景気底入れ観測などが大きな理由でしょう。特に景気回復となると資源への需要が高まり、各国通貨の中でも豪ドルや加ドルの強さが際立ち円の弱さが目立ちます。今年は多くの国や地域でリセッションからリカバリーの年となりそうで、投資家の行動もリスク回避からリスク選好へと変化するのではないでしょうか。又、金融政策(金利上昇リスク)にも敏感にならざるを得ないでしょう。そのような状況下で通貨の強弱が決定されることを心してほしいと思います。

 

菅新財務相は経済界へ配慮した為替相場水準ということで90円台半ばが適切と、かなり不適切な発言をしています。この辺は自民党政権時代と何ら変わらない認識(財界寄り)ですが、少なくとも藤井前財務相の"円高容認"姿勢からは大きな転換だと思います。先週末の米雇用統計では市場の予想より悪い非農業部門雇用者数の結果、ドルは全般的に売られましたが、円の上昇はそれほど際立ったものではありませんでした。NYダウもマイナスから切り替えして小幅高で終了し、市場の米景気回復期待には根強いものがありそうです。

 

皆さんもよくご承知の通り、為替相場(FX)はなかなか自分の期待通りには動いてくれないものです。結果的には思い描いたようになったとしても、その過程が違っていれば儲けられるものではありません。シナリオを描くのはとても楽しいことですが、自分のシナリオに酔って思い込みが強くなっては逆効果です。"相場は相場に聞け"とよく言われますが、今年はより素直な気持ちで相場に耳を傾けたいものですね。

為替相場の分析にはテーマを探すことが重要

為替相場分析には、その時々のマーケットのテーマを探すことが重要になります。なぜなら為替相場に参加している投資家、トレーダーはひとつの大きなテーマをもとに、情報を分析しそのテーマの動向に注目しているからです。その材料になるのが重要な会議、要人発言、経済指標発表になるのです。目先の為替情報をを見るのではなく、その情報が、テーマに対してどのような影響を与えるのかを十分注意して、為替情報を読み、マーケットの予想をするようにしたいものです。Fxをする上では非常に重要になります。